DUAL+

第16回公演『DUAL+』

dualplus212×300 ふたつの作品をかけあわせた短編芝居を日毎に違う二本立てで。

2011年に上演され好評を博した 短編2本立て公演『DUAL』がパワーアップして帰ってきました。その名も『DUAL+』(デュアルプラス)。それぞれのお芝居は、小説2本の掛け合わせ。古今東西様々な小説家たちを、カラクリが勝手に競演させて、生み出す新たな演劇作品。初演時の2作に、新作を加えた三本のお芝居をご用意させて頂きます。組合せをシャッフルしながら1日2本立てで上演。いろんなDUALを観ることができるお得な公演『DUAL+』、ぜひお楽しみあれ。
 
 
 

#1 ナイフ投げ師の犯罪
原案『范の犯罪』志賀直哉×『ナイフ投げ師』スティーブン・ミルハウザー
妙な噂を伴いながらも天才と謳われるナイフ投げ師、ヘンシュ。ショーの最中、彼の投げたナイフがひとりの女を死に追いやる。事故だったのか、それとも意図的に行われた殺人なのか。

#2 通行のルール
原案『週末のフール』伊坂幸太郎×『ガードマンのお仕事』松本俊一
あと3年で世界が終わる……?そんな日々だって、ガードマンはお仕事中。今日の現場は通行止めの交通誘導。通行止めともなれば、そりゃ色々問題起きたりしますって。

#3 迷宮の夢
原案『見えない都市/精緻な都市1』イタロ・カルヴィーノ×『円環の廃墟』ホルヘ・ルイス・ボルヘス
広大な帝国を治める皇帝のもとに、西国からやってきた商人が挨拶に立ち寄る。広すぎるがゆえ自らの土地さえも把握しきれぬ皇帝に、その様を語って聞かせる旅商人。語り尽くせぬ物語には理由があった—。

■脚本・演出:唐津匠
■CAST:
#1 ナイフ投げ師の犯罪
出演:伊藤彩希、太田直宏、森歩/上野果実(ダブルキャスト)、たばるとも、柿田美紅、河野丈志、小粥幸弘、中西祥子

#2 通行のルール
小粥幸弘、古橋紀宙、中西祥子、たばるとも

#3 迷宮の夢
中西祥子、たばるとも、伊藤彩希、太田直宏、河野丈志

■STAFF:
脚本・演出:唐津匠
舞台監督:伊藤彩希
美術:伊藤彩希
大道具・小道具:伊藤彩希/河野丈志
衣装:中西祥子
音楽・音響:唐津匠
照明:唐津匠
照明操作:中真穂
宣伝美術:唐津匠
ビデオ撮影:K&K COMPANY
web:たばるとも/唐津匠
制作協力:八重樫剛/鈴木梨恵
制作・宣伝:たばるとも/絡繰機械’s

■Special Thanks(順不同・敬称略)
万年橋パークビル、たけし文化センター インフォラウンジ、西部演劇連絡会、浜松写真連絡協議会、東三河演劇ネットワーク、座☆がくらく、草能の会、ざざんざ能舞台、株式会社ぱど、遠州こだわりネットワーク、鈴木基生、横山希、佐崎浩子 ほか

dualplusDUAL+ フライヤー裏面

DUAL+ フォトギャラリー

129 photos.

2014年5月24日〜6月15日に万年橋パークビル7Fにて行われました絡繰機械’s第16回公演『DUAL+』の公演写真をupしました!ぜひご覧ください。 …→ギャラリーを見る

DUAL+〜メイキング〜

67 photos.

第16回公演「DUAL+」のメイキング写真をupしました。稽古風景や大道具作成の様子など、ぜひお楽しみください。 …→ギャラリーを見る

『DUAL+』役者所感

2014年5月24日〜6月15日に行いました公演『DUAL+』の役者所感です。

【中西祥子】
絡繰機械’s第16回公演『DUAL PLUS』終演致しました!全6公演1ヶ月にわたる長期公演でしたが、回を重ねる毎にお客様は増えていき、延べ350人ほどの方々が来場されるという大盛況で幕を閉じることが出来ました。演劇関係者だけでなく、様々な表現活動をされているアーティストの方々や、いつも劇団を応援して下さっている皆様方、高校や大学に通う学生さんたちや、公演情報を手に入れ実際に足を運んで下さった新規の皆様等々、本当に多様なお客様と出会うことが出来た今回の公演。観に来てもらえるということがやっぱり一番の励みになるんですよね。『絡繰機械’s』という劇団が少しずつ認知されてきているように感じて嬉しく思っています。観に来て下さった皆様、本当にありがとうございました!!

そして今回も多くの皆様に支えられて公演を打つことが出来ました。とくに長期間にわたって会場をお借りさせていただいた万年橋パークビルのオーナーさんには心からお礼を申し上げたいと思います。私たちみたいな弱小劇団は自分たちだけでは決して公演は打てません。照明や音響操作をしてくれたスタッフさん、本番当日に受付を手伝ってくれた皆様、そして一緒に作品を作り上げて下さった客演さんたち。厳しい状況下でも笑顔で頑張り続ける皆さんの存在があったからこそ、私たち劇団員も最後まで走り続けることが出来ました。本当に本当にありがとうございました!!

さて舞台を終えて。
実は今回、役者としての感想があまりなかったりしています(笑)なぜなら自分の持てる全てを出し切った今、清々しいほどに心が空っぽだからです。 舞台に立つ喜び。自分の前に無限に広がる可能性に気が遠くなるほど落ち込むこともあるんですが、やっぱり私は舞台に立っているときが一番幸せなんです。心も身体も、いとも簡単に自分を超えてしまう。今回の舞台を見届けて下さった方はお分かりかと思いますが、あれが役者の私です。私の最大限。今はそれだけ全力を出し切れたことが幸せで仕方ないんです。限界だとか無理だとか、そんなの所詮はただの泣き言。そのプレッシャーを原動力に変えて、公演一本くらい簡単に成功させなきゃ看板役者とは言えないんです。呆れるほどの強気だけが唯一の武器だから、これからも私は前進あるのみ。

これからも絡繰機械’sは全力で芝居を作っていきます。そして私は看板役者として、決してその期待を裏切らせません。沸き上がる全ての感情を衝動に変えて何もかも巻き込んで突き進みたいと思います。応援して下さった全ての皆様に愛と感謝をこめて。

【伊藤彩希】
どうも!今回も締切をぶっちぎりました、きゅんです。伊藤です。ごめんなさい。今回こそさくっと!短く!まとめたいと思っておりますので、ご興味がある方だけダラダラと読んでいただけたら幸いです。
さてさて。今回は私、密かに三つの目標を掲げておりました。スタッフとしての目標と、役者としての目標と、劇団員としての目標。誰かに明言してたわけじゃないですが、ま、掲げてたのでね。それに沿って書こうかなーと思います。

まず、スタッフとしての目標。
◼︎つまらないミスをしない
でした。………いや、すみません。これ今途中まで詳細を書いてたんですけど、すんごい言い訳くさくなったので辞めます。確認不足や、勘違いが私は多いんです。それは台詞の覚えが早い等の記憶力とはまったく別の才能で、あえて言葉にするなら、思いやりです。学生時代と違って、今の私はデザイナーがどちらかといえば嫌いですし、その仕事に対しての憧れとかも無くしてしまったのですが、「カラクリの美術」としては、どうにか成長して行きたいと思っています。一回もちゃんと出来たと思えたことは無いけど、それでもそこを諦めるのは嫌だなあと思います。上手くできないからしんどいのであって、上手くできるようになれば絶対楽しいはずだから。どうしても人手不足なので、しんどいことの方が多いです。割と早い時期から動き出さないと間に合わないですし、そのあと大道具小道具と本番日まで続いて行くので、夜寝られない期間も、ちょっとだけ長めです。

各部署ごとに種類の違う大変さがあります。劇団という体制を取るからには、其々が得意なところで力を発揮して行くべきなんです。他のところに首を突っ込むよりは、自分のやるべきことを伸ばして行くべきですし、そう言った意味でカラクリのメンバー程信頼できる人達は滅多におりません。大変なのはみんな同じ!自分で「やる」って言ったことは責任持ってちゃんとやる!その共通認識を叩き込まれ、また実践されているからこそ、カラクリは続いてこれたのだと思います。

ただね、まあね、今回は私、公演期間が終わってからの方が大変でした!!びっくりしました!!(笑)なんか軽い不眠症みたいになったり、寝れても悪夢見たり、ついでになんか変なアレルギーみたいのが出てきたり、明らかに体調のバランスが崩れてきたりして、まあなんて言うんですか、少し弱気になったりして。まあ…あれですね、ちょうどそういうのにぶち当たり始める年齢だからですけども!(笑)あ、ちなみに今は少し休ませてもらったおかげで元気ですのでご心配なくー。体を壊してしまったら、芝居ができません。そんな事は誰も望んでません。体調を崩しても黙っているのは、唯の自己満足です。ちなみにケアレスミスは結局今回もしてしまいました。治りませんでした。でもこれはね。体調管理も仕事のうちと言いまして。寝ずにやりゃ良いってもんじゃないんです。頭働かなくなるし。…いや、寝ずにやっても今手が回り切って無いので結局寝ずにやるしか無いんですけどね!今回も美術プランは間に合わなくて結局主催に助けてもらいました!情けないです!でもなんかこう、もうちょっとバランスを考えて、なんか解決していけたら良いなあとは思います。これから入って来てくれるかもしれない劇団員の為にも。模索します。はい。

えー、役者としての目標。
◼︎計算方法を修得する。
……会社みたいですね(笑)私にとって役者というのは、今回始めて気付いたんですけど、ご褒美みたいなものなんです。スタッフとしての仕事をきちんとして、最後に貰えるご褒美みたいな。なんかこう、美術プランができてないのに台本読み込んだり、大道具の設計終わってないのに演技の参考になりそうなDVDみたりするのって、いけないことだと思ってたんですね。やるべきことをやっていないのに、やりたいことだけやっているようで。 自分達の乗る舞台くらい自分達でつくる、というカラクリのスタンスは、私の誇りの一つです。「役者は全てを背負って舞台に立つ」と言いますが、何を背負ってるのか本当に分かってんのかなと。辛さを知らないのに、背負えるわけが無いだろうと。思ってたんですけど。これね、多分違いました。役者の役目はまったく別のものでした。私が仮に大道具だけやってたとしたらきっと、「いや、背負っても背負わなくても別にどっちでもいいけど、とりあえずちゃんと良い演技してよ」って思いますわ。役者が背負うべきなのはスタッフの苦労じゃありません。「芝居が描いている世界」そのものを背負うべきなのだと思います。

脚本が素晴らしくて、演出も面白くて、美術も衣装も照明も音楽も全てが完璧だったとしても、役者がダメだったら、その世界に居なかったら台無しです。それじゃあ面白くならないんです。でも私は「役者だけすごい芝居」も、なんだかなあって思います。わがままだなあ!(笑)エンターテイメントですから。いろんな要素でお客さんに楽しんでもらいたいと思うし、そういう劇団員でいたいと思います。

そう言う意味で今回はロングランということで、役者だけ出来る期間がありました。いやー………楽しかったですね。そして悔しかったですね。 でも、今まで通りの公演では決して学べなかった幾つものことに出会うことができました。一回噛んだだけで、多少の間の違いだけで、若干の台詞回しのリズムやスピードだけで、それこそ客席で鉛筆が一本転がってしまっただけでも、お客さんの集中力や印象は変わってしまう。当たり前のことですが、私はこの基本的な事を、全力で真摯に受け止めるべきだと思います。甘いんだ。全てが。 私のバネは、いつだって悔しさです。頑張れます。見つけたばかりの悔しさなので、直して行くのがすごく楽しみです。

はいさてさて!最後に劇団員としての目標ー。
◼︎いつでも明るく!
でした。学級目標みたいですね。えー………これはね。間違えました!目標設定を!これはカラクリに向いてない!(笑)人はどうしても楽しい方に向かうものだから、稽古場を明るい雰囲気にしたい!しんどい時でも稽古場が楽しかったら頑張れる!と思って掲げて見たんですが、まあ途中からやめました。疲れるんで(笑)楽しいっていうのはね、笑えるとか、明るいとか、そういったことと必ずしもイコールでは無いので。…その辺はあれですね。私先日の稽古場日記に書きましたね。そうです!この目標からの最近の脳内テーマで、且つ最近解決された案件です!いいんだもう!私にとってDUAL+は辛さも含めて楽しかったです。悔しい思いも沢山して、歯がゆい思いも沢山して、それでもやって良かったと思える公演でした。こんなにどっぷり浸かれたのは本当に久しぶりで、私が目指していた「芝居の楽しさ」を思い出させてくれました。

色々暗い感じのことも書いてしまいましたが(笑)私は芝居が好きです。好きだから悩みます。好きだから苦しみます。でもその分、人より遥かに沢山の喜びを教えてもらえます。私にとっての楽しいってのは、そういうことです。ということで、残り半年の今年度の目標は「バランス」です。寝る時は寝る!寝ない時は寝ない!でもそのあとちゃんと休む!っていうのが出来なくて9年になりますが、どうにかする!!人がいないから回らないなんて言ってられません。この状況で、このメンバーで、ちゃんとバランスを取る方法はやっぱり模索すべきです。その結果が悔しいものだったとしても、それが劇団としての今の実力です。無い事に気づければ、そこを鍛えられますから。
さ。次の芝居次の芝居!気持ちを切り替えて、その都度の全力で取り組んで行きたいと思いますので、これからも応援よろしくお願いしますー!!

【たばるとも】
『DUAL+』にご来場いただきました皆様、ご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました。今回、絡繰機械’s名義で初めて「万年橋パークビル」立体駐車場にて公演を打ちました。騒音は大丈夫か、照明は効くのか、声や音の反響はどうなるのかなど、今回の公演についてカラクリが今回一番気にかけていた点と言っても過言ではないと思います。やはり屋外なので、外からの騒音は確かに聞こえてしまうのですが、それでも、立体駐車場での公演という意外性を気に入ってくださったり、気になるほどの騒音じゃないよというお声をいただいたりして一安心しています。無事、公演を打つことができてよかった。万年橋パークビルのオーナー基生さんにはいつもたくさんご協力をいただき大変感謝しています。ありがとうございます。
今後も万年橋パークビルで公演を打つことが出てくると思います。もしかしたら公演中にパトカーや救急車のサイレンや、けたたましい音で走り抜けるバイクの音が聞こえるかもしれませんが、まあそういうこともあるよね、と、その環境を受け入れていただけると嬉しいです。

今回は劇団員の他に5名の客演さんにご出演いただきました。演出のダメ出しが厳しい時もあったと思いますし、そもそも時間もタイトだったりと、結構キツい日々も多かったと思うのですが、本当に最後までひたむきに芝居創りに向き合っていただいたんです。毎晩遅くまで一緒に。「ナイフ」の稽古を演出に見てもらってる間は、当然「通行」は見てもらえないわけで、じれったい気持ちもあったんじゃないかなあ。あと、カラクリは、もっともっと良い舞台を!と思って、本番の前日だろうがなんだろうがガラッと演出を変えてしまうときがあります。今回もありました。大変なことに付き合わせてしまいましたが、カラクリを嫌いにならないでね(笑)。皆さんとお芝居ができて本当によかったです!ありがとうございました。毎回客演さんには勉強させてもらうことばかりです。大変なことに付き合っていただいた上に、こちらはもらってばかりですいつも。

『DUAL+』は3つの短編芝居で構成されていました。テイストの違う3種類のお芝居、お客さまの好みは偏るのかな?なんて思っていたのですが不思議なもので、通行が好き!とかナイフが好き!とか迷宮が好き!とか、うまいこと分かれていたようです。カラクリはこれじゃなきゃ!ということではなく、それぞれの短編のテイストを活かしつつ、カラクリらしさも出ていたのかなと。良く言い過ぎかな(笑) では、私は3作品とも出演していましたので、それぞれの思うところを。

#1 ナイフ投げ師の犯罪
初演と同じ一座の座長『ソーニャ』を演じました。『ナイフ投げー』をすることが決定し台本を改めて読んだ時には「あれ?こんなセリフだったっけ?」ってくらい全然覚えてなかったのですが(笑)覚え始めると、やはり一度は演じた役、わりとすぐに入るというか思い起こすという感じの作業でした。ただ、思い起こしたのはセリフだけで、演出は前回とは違うものになっているので(配役も変わっていますし)、新たに創っているという感覚。 ソーニャに関しては、2度目ということもあり、初演よりも相当パワーアップできていたと思います。オバちゃん感を出したくて、最初、声を少し荒らした感じで出していると、「その声はやめておこうか」との演出からの指示が出たので「あーダメか」と一度あきらめたのですが、その後、所々使ってみてという指示が出たので、自分のやってみたいところが重なって、なんかこう、ノリました・笑 あと、1作品を創るにあたり、これくらいの時間はほしいなと。これくらいというのは、初演での約2ヶ月と今回の約2ヶ月——無理ですね(笑)そんな時間は取れそうにないので、自分がもっと成長しなくては。

#2 通行のルール
「通行人」と「お母さん」の2役。「お母さん」は一瞬でしたので割愛するとして。「通行人」は久々に自由にさせていただきました。舞台を構成するには必要な役なのですが、ストーリー上はたいして絡んではいないのでとっても自由。キャラクターも演出のOKが出れば自分の好きに決めてよかったので、何パターンかを出して探りながら決めていきました。他の2作品とは違う楽しみ方ができました。そして唯一、緊張しませんでした(笑)

#3 迷宮の夢
こちらは新作。他の2作品は再演なので最初から台本がありましたが、こちらは、結果的には制作期間が2週間。非常に厳しいものでしたが、最近のカラクリの底力というか、とにかく全員全力で臨みました。短い期間でしたが、他の2作品には劣らないものができたのではないかと思います。おそらくカラクリを普段から見ていただいているお客さまにとっては、今回の3作品の中では「迷宮の夢」が一番カラクリっぽいと捉えられるのかなあと思います。定番と言えば定番。カラクリの強みでもありますが、私はどこかむずむずします。悪いわけではないのですが、甘んじるのもイヤなのです。

今回のDUAL+を終了して思うこと。
いくら短編とはいえ、よく3作品も一度にやったなあと。今思い返すとゾッとします(笑)。 そして、これは今回に始まったことではないのですが、数年前から新人や客演さんへの演出に掛ける時間が多くなっているんですね。それは、前からいる劇団員はカラクリでの芝居の作り方がわかっているので、そうなってくるのは当然のことなのですが、じゃあ私は大丈夫なのかというと全然そんなことはなくて、本当は手直しだらけだと思うんです。でも、どこか甘えてたところがあったんじゃないかなあと、これまで。もちろん毎回精一杯のことをしているのですが、それでも、例えばそもそもの考え方や取り組み方が甘いとか。何かに委ねてしまっているとか。自分がやらなければならないことはたくさんある。そこから目を離さないようにしようと思います。自分自身が新しい境地に行かなくては。

【河野丈志】
今回の「DUAL+」の公演を思い返してみて、何が一番嬉しい瞬間だったかなと逡巡してみるとやっぱり拍手をもらった瞬間だなぁと思います。もちろん、やりきった後だからというのもあるんですけど、見てもらえたことの嬉しさとか、あの場にいれることの嬉しさとか、今思い出しても顔が綻ぶんです。楽しかったのはやはり作っているみんなで同じ目標にガーッと進んでいってるのを感じたときでしょうか。きゅんさんの稽古場日記にもかいてあったんですが、客席後ろの防風・防音用パネルが次の稽古に来た時に倒れていたことがあってあの時の団結力もハンパなくて。ほんと、そういうのが好きです。

そして悔しいことは数え切れなくてそれをうまく伝えるのは苦手なんですが、でも分かったことを言葉にするなら、今の自分ではダメなんだからとにかく明確に変えるしかない!ということです。具体的な道筋を探さなければ!ということ。それは考えたことの中で一番頭に残っています。最初に書いてしまいましたが、見てくれる人たちにパワーと元気をもらっているなぁとつくづく思います。そしてスタッフさんたちには支えられていると。ありがとうございます!

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