2012年6月23-24日に行いました公演『シュバダバ』の所感です。
※到着順で掲載
【座間優貴】
まずはご来場頂いたお客様と、公演に関わってくださった皆様に感謝の気持ちを伝えたいと思います。本当に、ありがとうございます。
今回の公演を一言で言うなら、”暑い公演”でした。あ、間違えました。”熱い公演”でしたね。瞼を閉じて思いだすものは、幻想的な照明とスモーク、舞台袖の役者陣の表情、顔を伝う滝の汗…あまりに早く駆け抜けすぎて、すべてが夢のように思えます。熱く、濃く、辛く、楽しい作品でした。
では、まずは小道具として。
今回から、大きな仕事を任せてもらえるようになりました。もちろんきゅんさんの指導の下ではありますが、小道具係という大きな仕事です。小道具の仕事のほとんどを占めたのは剣の作製です。剣を作ると言っても何をどうしてどうつくれば良いのか見当もつかなかったので、きゅんさんに流れを一から説明してもらい→私が作り→きゅんさんに確認してもらい→唐津さんにOKをもらうという流れを取りました。
…そこまでやってもらったにも関わらず何度失敗したかわかりません。元々超楽天的な人間なので、細かい部分を考えようとすると思考が停止してしまうんですよね。「ま、いーか!やればできる!」とか言って。でもその部分が後々の仇になることがほとんどでした。きゅんさんごめんなさい。そして、要領がわかるようになってきたらなってきたで今度は自分の納得が行くまで凝り始めてしまうんです。すごい面倒くさい人ですね私(笑)
役者の本業は小道具ではないですし、殺陣の稽古までに剣を仕上げるというリミットがある中で、”完璧”を目指そうとする行為は自己満足でしかないと、そうきゅんさんに言われるまで、いや言われてからもかなあ…とにかく理解するのに時間がかかりましたが、今となってはその言葉が痛いほど理解出来ます。仕事のパワーバランスってものがわかっていなかったんですね。振り返るべき点は沢山ありますが、今回一番良かったことは反省点を反省点として理解出来たことです。それが出来たのは、きゅんさんが1つ1つ何がいけないのかを根気よく教えてくれたから!正直凹むことも沢山ありましたが(笑)
これからもついていきますよ!ただし、次はおんぶにだっこじゃなくて、少しは頼れる小道具として。
次は、役者として!
今回の一番の収穫は、「役者として芝居を作る」ことの一端が少しでも理解出来たことです。前回公演の私は、役者は個人の演技に徹していればいいとか、自分の演技がどう見えるかってことだけを考えていたと思うんです。でも実際は、役者個人の演技よりもそのシーン全体がどう見えるかがなによりも重要だったんですね。これって演劇に関わる方ならそんなの当たり前だろうって笑われるようなことだと思うのですが、私にとってはかなり衝撃でした。シュバダバは、全員が役を入れ替えながらほぼぶっ通しで舞台に立っていたので、自分の演技うんぬんよりもシーン作りを最優先する意識が起きやすかったこともあると思います。特にエキストラの場合はそうですよね。それと時間が無かったということもありますね。前回とは打って変わって、自主練習はほとんどしませんでした。エキストラのシーンはセリフを覚えたら即全体練習でしたし、姫とサラシナのシーンはウォーミングアップ中に祥子さん(サラシナ)が合わせてくれてなじませていきました。そこで祥子さんがアドリブを入れてくれたりして、それに答えているうちにキャラクターが確立されていったりして。相手のリアクション、シーンの雰囲気があっての自分、なのです。自分が気持ち良く最高の演技をしたと思っても、その場にそぐわなければマイナスにしかならない。奥が深いなあ〜。それがわかっただけでも大きな収穫です!メインの役の姫は、かなりやり易いキャラクターでした。たぶん台本もらって一発目に合わせた時が一番うまくできました。そのあとに、唐津さんの指定通りに動けなかったり、自分なりのアレンジをし始めて崩れていったりするのですが(笑)
どちらかというと苦戦したのはエキストラの方ですね。全部大変でしたがほぼアドリブで大工のシーンやレセプションのシーンを作っていくのは辛かったです。アドリブで周りに合わせたり、自分からアクションを起こしたりするのって本当に難しいんです。最初はもうどうしたらいいかわからなくって他の役者についていっちゃったり不自然な動きになったりと、全然出来る気がしなくて必死で色んな人からアドバイスをもらいました。これからも要練習な部分です。あとは殺陣ですね。これは言わずもがなというか…公演の合間の練習でなんとか少しずつましになって行きましたが…明らかに練習不足でした。リベンジ求む!
今回でやっと絡繰機械’sの作品を作り上げる1つの材料になれたように思います。少しづつ出来ることが増えて、少しづつ頼ってもらえるようにもなって。嬉しくて、にやにやします。新入りとしてはじめの一歩です。
【森歩】
今回の公演を見に来て下さった皆様、お手伝い・ご協力頂いた皆様、本当にありがとうございました。公演についての所感を記載させて頂きます。
■今回の公演はかなりタイトなスケジュールの中で創ってきた作品でした。それだけに無事終われたことが一番よかったと思います。今までの公演でも無事終われることが一番と思っていますが、今回は特にそれを感じます。
■役について
今回の演じた主な役(ジョージ・パットナム)は1人ですが、現代にいる場合と島にいる場合とで異なるキャラクターになるように考えてきたつもりです。島での最後のシーンになるまで同一人物とはわからないようになっているため、如何に差をつけて演じられるかがカギでした。自分としてはあまり差がないようになってしまった感があり、そこがもう少し出来ていればと思っています。
それから最後のシーンは毎回違う演技になってしまい、安定しませんでした。考えながらというか迷いながらやっていたところもあり、もっと出来ていれば見て下さった方の印象も違うものになったと思います。
また今回は久しぶりに殺陣があり、以前と比べて覚えるのに時間がかかり、相手役の中西さんや杉村さんには迷惑をかけてしまったと思います。個人的には少しだけでしたが竹竿を使った殺陣が、普段の徒手や刀剣の殺陣と違う面白さがあり楽しかったです。
時間がない中ではやはり台詞を覚えることがかなり大変でした。今回はいつもと違う覚え方をしたのですが、自分でも普段より早く覚えることが出来たことに驚きました。曖昧なところもあったのですが、流れとしてはなんとかなっていたように思うと同時に、普段演出から言われていることが腑に落ちたようにも思いました。
今回の公演を通して、新たな課題も見えてきました。まだはっきりわかりませんが、何かしらの形としていければと思います。
以上簡単ではありますが所感とさせて頂きます。ありがとうございました。
【中西祥子】
絡繰機械’s第12回公演『シュバダバ』無事公演終了しました。 6月末日という非常に暑い中での公演となりましたが、多くのお客様に足を運んでいただき、ご好評のうちに公演が終了出来たことをとても嬉しく思っています。そして毎回のことではありますが、公演を手伝って下さったスタッフの皆様、またご協力いただいた関係者の皆様には深く御礼申し上げます。至らない点も多々あったと思いますが、次回以降の公演に活かしていけれるように劇団員一同努力していきますので、今後とも絡繰機械’sを宜しくお願いします。
■役者について
今回は本役3役(アウラー/ワカサギ/サラシナ)+エキストラという、過去最多の役数をやらせていただきました。エキストラを兼ねることは今までの舞台でも経験してきたのですが、本役を数役兼ねるというのは初めての経験だったのでとても新鮮な感覚で舞台に立たせていただきました。 演じてみて思ったこと。1つの公演で演じられるキャラクターが多いのはお得ですね(笑)。 色んなタイプのキャラクターを一度の公演で表現することが出来たので、一公演でも数公演分やったような楽しさを感じました。ただ、実際にそのキャラクターを演じている時間は本役1役に比べて短いので、そういう意味では一つ一つの役に対する物足りなさみたいなものも若干感じました。 なのでどちらがいいかと聞かれると・・・・・正直、迷ってしまいます。スイッチを切り替えながら一つの舞台で数役を演じるのも、じっくりと一つの役と向き合うのも、どちらも難しくて面白いことには変わりがないものですから。出来れば両方突き詰めていきたいですね!そしていつか、役者一人でも90分以上舞台を保たせられる役者になりたいです。
■スタッフについて
今回も舞台監督と衣装をやらさせていただきました。 いつもどおりといえばいつもどおりなんですが、今回は特に衣装に関して力を入れた・・・・というか、頑張って取り組ませていただきました。今まで衣装に関しては色んな方に協力を依頼し力を貸してもらっていたんですが、今回はそういった方々の協力は仰がず、全て私一人でコンセプトから作成・管理まで行うことに挑戦しました。衣装として、いつまでも周りの人に頼ってばかりではいけないなーと最近の公演では毎回感じていたので、シュバダバの公演企画が立った段階で「今回は私一人で衣装をやらせてほしいです」と唐津さんに相談させてもらいました。 全ての役者が少なくともエキストラを兼ねるということ、役者によっては本役を数役兼ねることになること、袖裏での衣装チェンジの時間は出来るだけ短くして欲しいこと等々、企画の段階で衣装泣かせな制限がいくつか出された今回のシュバダバ。しかも自分から“一人でやります宣言”をしてしまったため、いつも以上にプレッシャーを感じながらスタッフワークを進めていきましたが、なんとか無事に公演が終了し、今は衣装として本当に微々たるものですが自信がついたように思います。胸を張って「絡繰機械’sの衣装担当です」と言えるように、今後も努力していきたいと思います。
■全体を通して
毎回のことですが、今回も非常にタイトで過酷な状況下での公演となりました。役者だけでなく、演出も脚本もスタッフも制作も、このシュバダバに関わった全員が必死に全力疾走で走り抜けた公演でした。毎回反省会の度に議題に上がるにも関わらず結果として改善されていないのは、やはり私たち劇団員の甘さが原因なのではないかと今回痛切しました。 しかしながら思うことは、これから私たち絡繰機械’sはその甘さをどこまで削っていけばいいのだろうかということ。 もともと方向性や芝居をする目的、目標とする到達点がバラバラな人たちが集って出来た絡繰機械’s。それが私たちの劇団の最大の魅力であり最高の強みだと感じているんですが、時々それが裏目に出てしまうこともあるように思います。そういったなかで、私自身に求められることは一体なんなのか。残念ながらまだまだ明確な答えは導き出せそうもないのですが、少しだけ今回の公演を通して見えてきたものがあると思っています。前年5周年目を迎え、これからさらによりよい作品を作っていきたいという思いは全劇団員が持っているものだと私は信じています。なら私はもっともっと頑張れるはず!
拙い文章ですが最後まで読んでいただきありがとうございました。
【たばるとも】
絡繰機械’s第12回公演『シュバダバ』にご来場いただきました皆様、ご協力いただきました皆様 誠にありがとうございました。感謝感謝です。
どうでしたでしょう?楽しんでもらえたでしょうか? 私は今回楽しむ余裕がないまま終わってしまい、それがちょっと残念でした。 でも観ていただいた皆様が楽しんでいただけたのなら私はそれだけでうれしいのです。はい。
今回、すごく印象に残ったことがあります。冒頭のシーン—初めて煙をたき、音楽を流し、本番と同じような状態でやったとき—ドキッとしました。こんな感覚は初めてでした。 布がふわっと舞い降り、客席が目の前に広がるあの一瞬が脳内から離れません。 目に、そして心に焼きついております。一生忘れないと思います。
そして ホームページ上のさまざまな企画、皆様ご覧いただいてますでしょうか? 私もいろいろと携わらせていただいてるのですが、製作過程では楽しさあり苦労あり山あり谷あり入り乱れ~な感じで創り上げております。
まだご覧いただいてない方……見て!ぜひ見て!!
てなワケで、まだまだ年内カラクリは忙しくなりそうです。 皆様に楽しんでいただけるようこれからも精進です! 本当にありがとうございました。
【河野丈志】
公演を見に来てくれたみなさん、見に来れなかったけど応援してくれたみなさん、そして公演を手伝ってくれたみなさん、本当にありがとうございます。
おかげで無事、4公演を終えることができ、自分も役者と言う立場で楽しませてもらいました。見てくれたお客さんも楽しんでもらえてたら、本当にうれしいです。
正直なところ、今回の公演は自分の中での課題が多く見えた公演でした。本当にいろいろあって、ここで話しだすと止まらなくなるので省略しますが、その分凹むことも多かったです。単純に楽しいだけではなくなってきてるなとも感じます。でもまだまだなところをくやしいと思う自分もいて。これも原動力だなと感じます。
今回の公演の前に東京にナイロン100℃の公演を見に行きました。冒頭の演出から釘付けにされ、演じている人たちの会話の間やテンポでこんな世界ができるんだと驚かされました。この世界にはこういう人たちいると思うとワクワクしました。ただ見てたときは分からなかったけど、自分でやるようになって分かってきた楽しみも原動力です。
そういうのも含めて次の公演の力にしていきたいと思います。
【杉村昭人】
今回はとても暑かった。お客さんもそれは感じたと思います。僕はからっかぜでの公演は初めてだったのでその体力の消耗にびっくりしました。やっぱり芝居は難しいですね。非常に、全部ひっくるめてそう思いました。稽古がどれだけ大切か、練習がどれだけ重要か。今回の経験はとても重要だと思います。人生の糧にしていきたいです。
【伊藤彩希】
絡繰機械‘s第12回公演「シュバダバ」にご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。 お手伝いいただいた心優しい関係者各位、本当に助かりました。 そして今回も迷惑をかけたおした劇団員、お疲れさまでした。 年々バリエーション豊かになっていく周りの方々のお力添えのおかげで、 なんとか今回も無事幕を下ろすことが出来ました。 何度言っても言い足りませんが、本当に感謝しております。 ありがとうございます!!
………あー………良かった。なんとか無事に出来て。
・役者について
今回の私の課題は、
■癖で動かない
■演じ分けをする
の二つが主でした。 ちなみに去年のテーマは「苦手意識の克服」でして、 DUALで「大人の女性」を、 彩指アンダーワールドでは「可愛い感じの女の子」を それぞれ私が苦手とする「女性らしい役」に挑戦させて貰ったのでした。 何を演じても同じようなキャラクター(3部作のヒイラギのような)になってしまう私に、 「動かないで済む役」を与えることで、癖が出ないようにしてくれていたんですね。
今回私が演出に出した希望は、
・性別が無い人
・姉ご肌な人
の2種類でした。 色々考えた上で絞れなかったので2つ提出してみましたが、 ばっちり二つとも叶えていただきました。 頭が上がりません。ありがとうございます。 性別の無い人としていただいたのは、波の男、白波役。 性別が無いどころか人ですらありませんでした。あっははー。 元々の希望の狙いとしては、 「男女どちらでも構わない」今までのような感じではなく、 「男女どちらにも見える」役ってのは私に出来るだろうか。 ってところから来ていました。 まあでもね、役を貰って稽古していく中で、そんなことを考えながらやる余裕はありませんでした。 私の悪い癖です。 必死でやれば良いってもんじゃない。 声を張れば良いってもんじゃない。 色々試してみようにも引き出しが無い。 引き出しを増やそうにも情報を上手く取りこめない。 去年1年は新人が増えたこともあり、私にまで駄目だしする余裕がなかったのですが、 今回は膨大な駄目出しをいただきました。 いやー………楽しかったです。 すごくしんどかったですし、結果上手くできたかと言えば全然できないし、 へったくそなまま本番を迎えてしまって、稽古不足なシーンもたくさんあって、 セリフすら曖昧なシーンもたくさんあって、正直悔しさしか残らないような内容でしたが、 駄目出しをされないよりはされた方が結果楽しい。 妥協されるよりは怒られた方が嬉しい。 出来ない事に泣きながらでも挑戦して、なんとかOKを貰えた時の達成感こそが、 私が芝居を続けていく原動力だと思うのです。
もう一つの役、マキシについては、 女性役シリーズで考えると、「あくまでも女性なんだけど強い人」ってやったことないなあ って所から「姉ご肌な人」を希望してみました。 まあー………これはあれでしたね。 「ちょっとおばちゃんっぽいヒイラギ」ですね。ええ。 両役ともそうですが、体の動きや仕草が一緒なんですよね、結局。 喋り方で言えば、白波はとにかく楽しそうに朗々と喋る感じ、 マキシはなんとかおばちゃんっぽくしたかったので、文章中の数か所音程を上げるとか、 文字にすると分りにくいですがなんかそういう感じ(ざっくりだな) 「悪いが一緒に来てもらうよ」ってセリフがあったとして、 ただ強そうに言うよりも、「来」の音程を上げて語尾の「よ」をゆっくりめに言うと おばちゃんっぽくなるなあ、とかそういう発見は楽しかったですね。
まあでも演じ分けが出来ていたかと言われると微妙なところですね。 衣装や台本のおかげでなんとか別人に見えていたかもしれませんが、 駄目だなあと思いました。 役者としての今回の公演は、なに一つ上手く出来なかったように思います。 「時間が無いということ」をどう考えるか。 これを大前提の課題として、次回に繋げていきたいと思います。
・美術として
今回の美術は、そうですね。 好きです。好きな感じです。 運営面でいえば、新人達が頑張ってくれたおかげで、 今までの中では一番良かったんじゃないかと思います。 予定時間より大幅に作業が遅れる事も無く、かといって手を抜いたわけでもなく。 まあでもこれは劇団外部からのお手伝いさんのお力添えがかなりの割合を占めているので、 美術班の成長ではなく、手伝ってくれた方ありがとうございますって感じです。 美術案でいえば、うーん。 まだまだですね。うん。まだまだです。 まだ到底演出のイメージするところには及ばない。 三部作が終わって以降、できるだけ私の意見を尊重しようとしてくれているのを感じています。 これは正直すごく嬉しいことです。 同時にすごくプレッシャーにもなります。 尊重しようとしてくれてるのも関わらず、碌な案が出てこないってのはどういうことだ、と。 スケボー台のような床にしてみたいと言ったのは私ですが、 それを動かそうと提案してくれたのは演出で、 後ろのラインを描いたのは私ですが、 それをゴムで作ろうと言ってくれたのは演出です。 ………くそう!!悔しい!! でもですね、役者の話と被りますが、この悔しさがやっぱり私が芝居を続ける原動力です。 何を提案しても「わーすごーい」とか「それいいねー」としか言われないような状況よりも、 良い悪いをはっきり言ってくれる人の下でモノづくりをするほうが、やりがいがあるに決まってる。 あ、でも10回に1回くらいは褒められたいです!じゃないとやる気が保てない!!(ワガママか)
さてさて、そんな感じですね。
あ、もう一つ。 7年ほどやって来て、ようやく続けてくれそうな新人が入ってきました。 先輩の役割っていうのは、結構難しいと思います。 演技上でアドバイスをしても、演出次第では裏目に出る事もある。 でも練習を見ている限り、「それじゃ絶対だめだろう」ってことだけは分る。 我々に出来る事は、「色々試して良いんだ」と思える雰囲気作りかな、と思いました。 稽古中に厳しい駄目出しをされると、どうしても萎縮してしまって、 失敗しないように無難に様子を見ながらやろうとしてしまいがちです。 でもそんなことでOKを貰えるわけがありません。 かといって何かアドバイスしたところで、さくっと出来るようになるわけでもありません。 頭で理解することと、キャラクターとしてその場にいることは、全く別物だからです。 「色々試すこと」だけが成長に繋がっていくはずです。 どんなに殺伐とした稽古中でも、そう出来るような前向きな雰囲気作りが、我々先輩の役目かな、と。 まあ…色々試すなんて私が一番出来ないんですけどね………(遠い目) 上の方にも書きましたが、 「時間が無い」ことへの対処方法。 これが劇団としての最大の課題です。 全員が全員自分の出来る事で改善していかないと、近いうちに破綻してしまうと思います。 無いものは無い!! じゃあどうする!! 全員でそう考えてやっていくしか無いんです。 とりあえず私は、初見稽古でのクオリティアップと、 出来ない事を出来るようにする稽古時間の短縮(すぐできるように頑張るという意味で) を目指して、基礎稽古に取り組んでいきたいと思います。 カラクリは結構厳しい劇団になりました。 しんどいなあと思うことも増えました。 でもやっぱり、出来る事が増えていくのは楽しい。 褒めてもらえるのは嬉しい。 その為なら厳しくて当たり前だと、そう思います。 あ、でも夜はちゃんと寝ないといい加減仕事に影響するので、 そこは皆で善処していけたらいいなと思います。 ではでは、そんなところで今回の所感とさせていただきます。 おやすみなさい。