新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。

昨年絡繰機械’sを応援してくださった皆様、ありがとうございました。今年もがっつり芝居していきたいと思いますので、よろしくお願い致します。

07年に改名して正式に劇団として発足してから、気がつけば5年目になる絡繰機械’s。

5年! もう5年かよオイ! what a surprise!と、David Bowie的に感じ入ってしまう節目の年です。とか、誰にも通じないようなグラムロックなネタはさらっと流して、この5年間を振り返ってみ……いや、新年にいきなり振り返ってどうすんねんと、初日の出を待つ深夜のテンションでひとりツッコミしてみる次第です。

ということで、先の話。もう鬼も笑わない時期ですし。

イベント等やったとはいえ、1公演しか出来なかった昨年の反省もありまして、今年は3月公演が決まっています。その次はまだ未定ですが、動きだしの早さからうまくいけば3本、少なくとも2本+イベントくらいは行えそうな気配です。せっかくの節目の年、ここはひとつ気合い入れてどーん……とか言おうと思ったんですが、普段からギリギリのラインを力任せにスレスレに、美しさなんぞ知るかとばかりに必死の形相でどうにか飛び越えてきたワレワレ、気合い入れたところでいつも通りなワケです。

気合い入れていつも通りなら他になに入れろっていう。タコ焼き屋がタコ入れずにイカ入れてもそれnotタコ焼きですし、だからといってタコ抜いたらthat’s球状お好み焼きなワケです。やっぱそこはタコですよ。タコありきで考えなきゃいかんと思うんです。それもスタンダードにソースでね。トッピングや味付けみたいな上っ面で誤摩化しても長続きしやしません。スカしてんじゃねえよトマトチーズ!サッパリしたからどうだってんだよネギおろしポン酢!って感じです。やっぱり基本に返って素材の厳選からレシピの見直し、タコ焼きひっくり返し棒(正式名称不明)捌きの技術向上、そういうところで勝負をかけてこそ、いいタコ焼き屋になれるってもんです。

なのでまあ、今年もいつも通りですきっと。でも、そのいつも通りのことを積み重ねてきた上で、今の絡繰機械’sはタコ焼いてるわけです。そのことは、ちょっぴり誇りに思ってます。まだまだ力不足ですけどね。日々精進です。目指せ日本一のタコ焼き屋。

今年もよろしくお願いします。

2011.1.1 絡繰機械’s 代表 唐津匠