『stories~水を遣る人~』をより楽しむために!!

三部作の最終章にくわえ、役者陣ですら物語の背景や人物関係・時間軸がゴチャゴチャになってしまいがちな今回の作品。
「最終章だけ観ても・・・・」「前のがどんな芝居だったか忘れちゃった・・・・」なんていう皆様のために、前二作のあらましを紹介しちゃいます!
ただ、あらましを理解しておかないと『stories~水を遣る人~』が楽しめないということではなく、単体でも十分に楽しめますので、フレッシュな状態で本番を観たいという方はサクッと流しちゃってください。
(10月7日更新)

【関連図~地図編~】

stories地図
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■終わってる街のある国と、国境を挟んで隣り合う花の都のある国は、かつて緊張状態にあり、その対立は日に日に高まっていた。そんな矢先、花の都で事故が発生。事態の収束に終わってる街のある国が大きく貢献したことで、当時高まっていた二国間の緊張は一時的に緩和され、現在に至る。

【関連図~人物編~】

stories人物関連図

【キーワード】
回を重ねるごとに世界観の広がりをみせる今回の作品群。劇中でよく使われるキーワードを抜粋してみました。

■終わってる街
ある国の辺境、西のはずれに位置する都市。
観光スポットや人気の商店街といったものは何もなく、人がただ通り過ぎていくだけの寂れた街。
ジーンやツクバネが働く宿屋があり、また、ジーンが木になってしまう場所。

■ジーンの一件
ジーンが木になった事件を指す。(詳しくは近日公開予定の年表図をチェック!)

■花
ウキシマ教授によって生み出された寄生植物。固有の名称はなく、“花”と呼ばれている。
人に寄生し巨大な花を咲かせることで宿主を死に至らしめるため、国による分析・研究が続けられている。

■花の都
終わってる街の隣国にある都市。
ジーンの一件の15年前に、花による事故で壊滅状態になったことからそう呼ばれている。
一度は廃墟となるも、その後の復興事業で持ち直し、現在は経済成長の真っ只中にある。
また、ジーンが幼少の頃に過ごした場所でもある。

■胚
卵や種子の中の発生初期の生物体。種子植物では種子中にある発芽前の植物体で、胚芽ともいう。

■抗体
ジーンの木から採取した血清により開発されたものであり、花の被害から逃れることが出来る効果を持つ。
(visionariesの世界では抗体が未開発であったが、boundariesの世界では抗体は開発されていた。)

■戦争屋
戦争に関することで利益を得ることを目的とする、無国籍でどこにも帰属しない国際企業。
戦争を仕掛けることが仕事というわけではなく、調査・研究・開発、情報収集、関連企業の取りまとめや各省庁の調整等を行う。

【時系列】
前二作の時系列をまとめてみました。イラスト付きですよ!

■ウキシマ教授、寄生植物の研究過程で動物に寄生して咲く花を偶然みつける。
政府の研究機関で花の研究が続けられる。

■全寄生植物による事故発生。街中の人間が死に、それをキッカケにその街は『花の都』と呼ばれるようになる。
ウキシマ教授、責任を感じ失踪する。
花の都で暮らしていたジーンは孤児となり、放浪した後、終わっている街の宿屋で働き始める。

■花の都の事故から15年後、再び花が咲く。(いつ・どこで咲いたのか、なぜ咲いたのかはまだ明かされていない)
花の軍事利用を目論む政府や企業が、研究者であるウキシマ教授・ベロニカを獲得しようと終わっている街を訪れる。
その争いに巻き込まれる形でジーンが樹になってしまう……(これ以上はネタバレ!キケン!!詳しくはvisionaries参照)

■ジーンを助けようとするベロニカに、ジーンの元同僚であるツクバネが協力を申し出る。
その過程で花に有効な抗体が開発される。

■ジーンが樹になってから3年後、戦争屋を続けるヒイラギが宿屋で働くツクバネに会いに終わっている街を訪れる。
一方、花の都は復興を遂げ、隣国の主要都市へと成長している。
ベロニカが単独開発した花の抗体を巡って、2つの国家と戦争屋らが争奪戦を繰り広げるが、その過程で終わっている街が崩壊しヒイラギが花に感染してしまう……(これ以上はネタバレ!キケン!!詳しくはboundaies参照)

[ この間何が起きたのか、まだ明かされていない ]

↓                          ↓

■ツクバネ・ベロニカ・ヒイラギ・ヤナギ・       ■ツクバネ、旗を振る者たちに崇められている。
ニガヨモギが樹になったジーンのいる        (この帝国(?)についてはまだ謎が多い)
場所に集まり戦っている。
(何故彼らが集まったのか、何故戦って
いるのかはまだ明かされていない)