所感 from役者

所感 fromたばるとも

最初に唐津さんから、今度の公演の第一声は私の台詞で、「申し上げます~」って言って始まるんだよーなんて聞いた時には『なんて無謀なことをするお方だ』と思ったもんです。今考えると何てことないんでしょうけど、当時の私にはそりゃーもうかなりの不安要素だった訳です。大丈夫なのか、私?と。

だけど、稽古をして、本番を迎え、無事終了し、思ったことはこの一言に尽きます。「楽しかった!!!」

本当に楽しかった。
本当は自分だけじゃなく、というか、自分はさておきお客さんに楽しんでもらわなければいけないんでしょうが、まだまだ私は未熟者で自分のことで精一杯でしたのでお許しください。でも、楽しんでもらえていたら幸いです。観に来ていただいた皆様、お手伝いしていただいた皆様、キャストの皆様、脚本・演出の唐津さん、本当にありがとうございました。
みなさんに出会えてよかったです。


所感 from中西祥子

あ、どうもこんにちは!中西です!えーと、今回の公演の感想ということで、ちょっと色々書いてみようと思います。書き慣れてないので文章にまとまりがないと思いますが、そこはご勘弁を!

●公演について
今回は新人顔見世公演ってことで、始めは不安も大きかったです。だって、本当に演劇経験ゼロの役者ばっかりですからね。先が全く読めないというか、途中で破綻してしまうんじゃないかと心配でした。うちの劇団は団員が少ないんで、役者が裏方の仕事も兼用しなきゃならない。それって経験者でも大変なことなのに、演劇経験のない新人たちがどこまでその状況についてこれるのか、結構ドキドキもんでした。すでに新人団員として公演に参加した伊藤・瑠コンビは、そういった意味でもすごく負担は大きかったと思います。たばる・上野は本公演を通じて団員になるか否かを決めるってポジションだったんで、割と役者だけに集中してもらえるようにしたつもりだったんですが・・・結局公演前には色々手伝わせてしまいましたねー。すみません。

でも本当に今回の新人の皆さんはよくやってくれたなーと思います!役者としても裏方としても、そのヤル気というかモチベーションというか、本当に真剣に芝居作りそのものに取り組んでくれて、うちは一緒にやっていてものすごく面白かったです。仕込み期間中、「感謝させてやる」って言葉が流行ったんですけど、なんていうか、そういう公演による苦労も楽しめる状況下で公演が打てたのはすごいと思います。なんで自分ばっかりこんなに辛いんだ・・・って感情じゃなくて、くそーこの窓枠を完成させて他の奴らに感謝させてやる!みたいな(笑)。真剣に公演を打とうとしたら、苦労も大きくて当然だと思っています。今回の新人たちはそういった苦労の中、それでも常にイイモノを作ろうとしていたし、その努力は惜しまなかったです。じゃなきゃ、徹夜で仕込みとか普通やらないと思いますよー。新人たちがよく徹夜に賛成してくれたなーと。「合宿みたーい!」とか普通ない反応だからね。あの朝日の中飲んだ味噌汁の味は一生忘れないと思います。あんたら素晴らしい!!

それに今回は、自分たちの手だけで公演を打てたことに劇団としての成長を感じました!もちろん当日スタッフの方やご協力いただいた皆様の力があればこその公演ですが、劇団員を中心に公演を動かすことが出来たのが嬉しかったですね。間違いなくこれは自分たちの劇団の公演だ!と胸を張って言えます。もう役者集団とは言わせませんよ(笑)。

●役・演技について
ちょっと自分についての振り返りを少し。今回は『I-N-CHI-KI』『阿修羅』に続く化け物系を演じましたが、これは当初から唐津さんに「化け物系で!」とお願いしていたので想定内です(笑)。眉毛のない役をお願いしていたのですが、残念ながら眉毛ありの化け物となりました。

『I-N-CHI-KI』『阿修羅』で大げさに芝居をする手法(デフォルメ)を自分の中で掴みかけていたので、今回もそういった役をやりたいと思っていたんです。結果はどうであれ、自分自身の区切りにはなったので非常に楽しく演技させていただきました。ただ今回役者として、うまく新人をサポートしきれなかったのかなーという思いがありますね。役者に関して言えば、うちは感覚としてその手法なり演技の仕方を掴んでいくタイプだと思うんで、それを相手に指導したり説明したりするのが苦手なんです。だから思えば独りよがりな演技だったのでは?と反省です。周りと調和する演技をもう少し身につけたほうがいいですね。今後の課題です。

あと今回は「卓球おばさん」という存在そのものが笑いっていうヒジョーに嫌なポジションも与えられたのですが、これが意外と皆様の評判が良かった!うーん、これは一つの成長の証ですな。ま、知ってる人もいると思いますが、うちはコメディが苦手なんですね。だから笑いのシーンとかになると極端に緊張してしまうし、恥ずかしがってるから余計痛々しいみたいな演技になるワケですよ。実際はそこまでではないにしろ、苦手意識があるもんだからどうも踏み切れない部分があるんです。今回も自分自身は内心「こんなシーンで卓球してていいんだろうか」とか「ヤバイ!振袖着てるからバサバサ音がしてうるさいかも」とか「卓球とかスゴイ恥ずかしいよー」とか悶々としていたんですが、お客様が喜んでくれたのなら万事OK!少しずつではありますが、自分の演技の幅も広がっているんじゃないかなーと思いました。トータル的にみても、今回の公演は非常に面白く実りのある公演でした!!劇団としての成長も感じてますし、自分自身の成長も感じることが出来ました。これからも成長し続けていければいいなと思います。 
 
 
所感 from上野果実

何の因果か運命か?ご縁と思い足を突っ込んでから、あっという間に半年を駆け抜けてしまいました。

もともと学生の頃から楽器を趣味として続けており、気楽~に二足のワラジを履いたわけですが、実際は結構キツイ!楽団の本番時期も重なっているのでヒーヒー言いながらの役づくり?というか参加でした。続けられたのは団員の皆さんのご理解があったからこそ。でなきゃ申し訳なくて心苦しくて「この先も続けていいっすか?」なんてとても言えないところでした。。感謝!

で、今回が演劇での初舞台だったわけですが、結論だけ言ってしまうと「カ・イ・カ・ン」。音楽の舞台はそこそこ踏んできましたが、そこで味わえる楽しさ、感動とはまた違う意味の。。頭の先から仙骨までスカーンと一筋の光に貫かれたような。。(言ってて意味わかんねっス)シビレというか快感を覚えてしまったかな というのが率直なところで。役者の(をやる)魅力というのは、ああこれなのかと、認識する初舞台でありました。

この幻殻という輩、僕は周りの役との対比として、より人間味のプンプンしたキャラクターにできればいいなー、というのを軸に取り組みました。結果は、まぁ善し悪しあったと思います。

演技の土台が無い僕は(すんません観劇もしたことないまま舞台立っちゃいました。ご勘弁を)これまで何気に見てきたテレビや映画、人付き合いの経験から、色々と繋ぎ合わせて役をつくりました。いわばパクリ。あーこう言ってしまうと言い過ぎですね(笑)でも「何かを参考に」というのは役づくりにずっと憑いて回るのでしょう。

そこで、この先オリジナリティを出していく上で、幻殻というネタが自分の中に土台としてできたのは収穫。他の役で幻殻を参考にもできる訳です。とはいえ、それでは幅も狭いですから、次作の役柄をまた自分の中に取り入れて、その次、またその次と、自分なりの引き出しを増やしていって そのうち「市販されていないオリジナルの商品」みたいなのができたなら、そりゃー贅沢なのではないでしょうか?(さーどうなることやら)

。。などと、つれづれなるままにケータイに向かいましたが、まぁまぁ スタート地点に立ったところですので、万事これから、これからですよ!以後、お見知りおきを~。


所感 from伊藤彩希

はい、どうも、えー、伊藤です。なんかね、もうね、公演終了してから一ヶ月以上後に感想書くって言うね。ありえない状況(ノ´Д`)ノ?
ごめんなさいすいません悪気は無かったんです(((((´Д`;)))))

えーっと、私はですね。高校演劇を一年やっていたとはいえ、たった一年。しかも弱小部。まあ、やってないも同然です。初舞台同然なわけですね。
それはもう周りの方々に多大なご迷惑の数々を(またそれか)
えぇ、諸先輩方を始め、回りの方々に大変助けていただきました。友人達も巻き込みまくりました。使えるもんはなんでも使えd(≧∀≦) じゃなくて、助けてくれる、協力してくれる人がいるって事は有難い事だな、と切に感じました。えぇもう本当に。皆さんありがとうございます。

もちろん、何よりも有難いのは見に来ていただいたお客様な訳ですが。アンケートでチラッと誉められるだけで本気で舞い上がりますから。なんかもう鶴の一声(違)

で。内容の方はですね。

まず大道具小道具の方から行きましょうか。止めましょうか。(早) いや、あの、失敗は成功の元。とまでは言いませんが、教訓を生かしてね、同じ失敗はしないようにします。って…感じで……良いですか………?(あんまり思い出したくないらしい)

いやすいません、冗談ですよ。思い出しますよ。忘れたらいけないもの。
自分の未熟さと甘さを思い知りました。私はまだ学生なのですが、うっかり学校の方で失敗した事があまり無かったもので、余計に。簡単に言えば、「うあー、もうちょっと自分できる子だと思ってたぜこんちくしょー(ノシ´Д`)ノシ」って感じでした(分かんねえよ)
もうね、後半の方ではね、泊り込みのときとかね、この劇団で裏方仕事が完璧に出来たら、社会に出ても絶対立派にやっていけるわと思って作業していました。

で、肝心の、役者としてですが。

これはもう、楽しさ半分悔しさ半分と言いますか…。上手く言えないんですが。なんか、あの、「この回は自分的に好きだった」とか「このシーンは物凄く頑張れた」とか、あるじゃないですか。逆に、だからこそ、「あのシーンもうちょっと何とかなっただろ自分」とか「もうちょっとカッコ良く殺陣とかやれよ自分」とか、そういうのが物凄く悔しくなってくるんですよね。良い意味での余裕が持てるようになりたいと思いましたね。芝居の中の一瞬一瞬を大切にし続けられる役者?と言うんでしょうか?何やら難しくて正直頭がこんがらがって来ましたが。ぐるぐるですが(駄目な子か)

後はですね、自分のコンプレックスとちゃんと向き合わないと駄目だな、と思いました。

恥を捨てきれないというか、何と言うか。王の剣だったら、走り方とか、殺陣というか、運動ですね。苦手意識を拭っていかないと、何も出来なくなってしまうなあと。一朝一夕で治るもんでもないから、ゆっくりでも、すこしずつ。まずは、なんとかしたいって思うことが大切なんですね、と。目指すのは、逆境こそ楽しめる役者です。

大きく出たな自分。大丈夫か自分。
………夢は大きくと言う事で一つ(何)

次回作「スターマン」にも別なコンプレックスが付いて回るので、うん、目を背けずにね、私なりに向き合っていこうと思います。

てゆうか私コンプレックスだらけですか。そうですか。
………そんなことない!!ヽ(`Д´)ノ私は自分が大好きだ!!(それもどうかと)

えー、なんというか、感想と言うよりも反省文みたいになってますが。なんか反省しかしてなくないか?猿か私は。ウキー。

なんか、うん、あの、この反省が口だけにならないように、次回作からも更に頑張って成長していこうと思いますので、皆様、温かく見守っていただければと思います。
てゆうか読めるのかこれ。大丈夫か。

では、物凄い勢いの乱文で申し訳ないですが、ここで失礼させていただきます。
皆様、お疲れ様でした。
そして、有難うございました。
これからも宜しくお願いします。